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自分の居場所とか存在意義とか

先週土曜日23日は修士論文(正確には私の場合はリサーチペーパー)と学位申請書の提出期限日だったわけですが、21日の木曜と22日の金曜は、新橋のホテルに2連泊してしまいました。自宅とは片道1時間の移動ですが、往復で2時間、1分も惜しい私にとっては大した時間です。

土曜日の夜、無事に提出を済ませた私はクタクタになって帰宅したのでしたが、家族が、殊の外娘が大喜びで出迎えてくれました。

木曜の夜は実家の母に、金曜の夜はダンナ様に娘の保育園のお迎えを頼んでいたのですが、ダンナ様から聞いたところによると、さすがに2晩目の金曜の夜は寂しがっていたらしく、
「ママは?」
「今日もお泊まりだよ」
「…(泣)」
とうとう、自宅への帰り道の途中で泣き出してしまったそうです。

「さすがに2晩もいないと寂しかったみたいよ。」
「そっかぁ。でも、最近は家にいてもずっとパソコンに向かってたりして、ろくに一緒に遊んだりしてないんだけどね。そんな母親でも、家にいないよりはいた方がいいってことなのか。」
「そりゃそうだよ。」
「アナタは?」
「寂しかったですよ。」
家のこと何もしなくて、むしろ家にいる方が世話がかかるような妻でも、いないよりいた方がいいの?
「うん。」
じゃ、例えば私が若年性アルツハイマーなんかになって、周りのことがなーんにも判らなくなったとしても、介護する分だけ世話が焼けても、生きてる方がいいの?
「そうだね。」
「植物状態になっても?」
「それは微妙だけどね。それに医学も進歩してあの分野はいろいろ変わるし。」
「…臓器提供カード、ちょっと見直さなきゃ。」

家族には迷惑のかけ通しで、実は内心では恐縮していたりするのですが(本当です!)、「存在してるだけでいい」と言ってもらうことは何て素敵なことでしょう。そんな懐の深いダンナ様に愛されて私は幸せです。

そんなふうに自分の幸せを噛みしめつつ、娘も将来はステキなパートナーに巡り会って幸せになってもらいたいなぁと思いつつ、久々にゆったりした気持ちで昨夜は眠りについたのでした。

by hemp-vermilion | 2010-01-25 19:40 | わたくしごと(?)

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