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「買い替え」と「もったいない」との間

最近、我が家のオーブンレンジが不調です。電子レンジ使用中に突然止まってしまったり、オーブンの温度設定ができなくなったり。今日はローストビーフを焼こうとして250℃まで余熱し、いざ肉を入れてロースト開始!とスタートボタンを押したら、効かない!!半泣きであれこれいじってみましたがダメで、どうしても温度設定が210℃までしか上がりません。最初に高温で肉の表面を焼き固めることが大事なので、ここは譲れない設定です。

いったん取り出してフライパンで表面を焼いてからオーブンに戻すことも考えましたが、今日はお客様のおもてなし用ということで肉は2㎏の塊です。折悪くダンナ様はお酒の買出しに出かけており、自分ひとりで2㎏の肉をフライパンで扱う自信などなかった私は、仕方なく210℃で焼くことにしたものの、その時にはすでに余熱した庫内が冷めてしまって、加熱のやり直しに。

結果、焼きあがりは失敗。お客様に出せないものではありませんでしたが、外側が弾力あふれる咬みごたえで、真中がピンク色をしてやわらかい絶妙なレアの、あの理想のローストビーフからはかけ離れた焼き加減に、心底がっかりしてしまいました。

私の実家にあるオーブンはビルトインタイプで、電気とガスの両方の加熱手段をもっています。庫内も広く大きくて、高さのあるシフォンケーキも焼けますし、一度に2焼き分のクッキーを焼くこともできる程です。鉄のフライパンで表面を焼き固めたらフライパンごとオーブンに入れてハンバーグを焼くこともできます。が、庫内に熱ムラなどなく、手前も奥も上段も下段も均一に焼けるのに、「表面にちょこっとだけ焦げ目をつけたい」などの要求にも応えてくれるスグレモノ。

それに引きかえ我が家のオーブンは、庫内がせまいのでシフォンケーキも焼けず、クッキーも少量ずつしか焼けず。しかも、電熱線の配置されている奥の方と、扉のある手前の方とで熱ムラがあり、そのままでは「奥の方は焦げて手前が生」ということになってしまうため、焼いている途中で天板を180度回転させるという面倒くさい作業が必要です。焼きあがるまでは決して扉を開けてはならないシュークリームなど、夢のまた夢。

恐らく終の棲家となるであろう今の家に越してきて以来、「いつかは高性能オーブンを」とダンナ様と夢見てきましたが、「まだ壊れたわけでなし」と今のオーブンレンジを使い続けてきました。買い替えたいのはヤマヤマなのですが、完全に使えないというわけではない以上、「まだ何とかなる」「もったいない」との思いもあり、なかなか決心がつきません。

捨てないで使い続けるとすれば、今のオーブンレンジは電子レンジとして使い続け、高機能なオーブンを新たに買うという選択肢もありますが、(これだとオーブンの使用中は電子レンジが使えない、というのが解消されて一石二鳥!)台所に2台置くとなるとスペースの問題が出てきます。

あぁ…思い切って買い替えるか、完全に壊れるまでは使い続けるか。いずれにせよ、予算というものがあるので、決断は冬のボーナス支給時まで持ち越して、今は悩むまい!

子供たちにトマトと青じそのスパゲティ
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奥に見えるのが失敗したローストビーフ。。。

パンチェッタとホウレン草のフェトチーネ クリームソース
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その他、シーザーサラダ、タルトゥファータのオムレツ、エビと空豆のコンソメゼリー寄せ、「並べただけ」の生ハムとチーズ、等々、写真を撮りそびれたテーブル満載の料理を囲んで、大人12人、幼児3人、赤ちゃん1人が集いました。

楽しかったけれど、もっと楽しめたはずだったのに。試験直前でさえなかったら(泣)。

by hemp-vermilion | 2009-07-26 20:36 | おいしいもの

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