タマネギのお味噌汁

私はただでさえ朝が弱いのに、大学院に通い始めてからはさらに起きられなくなりました。それまでずっと、朝ご飯はガッツリ食べて出かけていたのに、最近ではギリギリまで眠っているせいか、コーヒーをすすりながらパンをかじるといったような朝ご飯が多くなっています。

本当は朝ご飯こそしっかり摂りたいのに。

私の母がつくってくれる朝ご飯は、平日は「ご飯+お味噌汁+おかず」で、お休みの日は「パン+おかず」が多く、一人暮らしをするようになってからも、その習慣にならってきました。

というような食習慣からきているのかどうか、私はお味噌汁が大好きです。お豆腐、ワカメ、大根、ネギ、里芋、なめこ、油揚げ、等々。定番ものも好きですが、挽き割り納豆を具にしたお味噌汁も好きだったりします。

ですが、中には「それほど好きでない」具というのも存在します。例えばそれは「キャベツ」や「タマネギ」です。どちらも、あの甘さがどうも…お味噌汁には…イマイチだと。

さて、今朝はまた寝坊して、コーヒーと(コンビニの)シュークリーム(何故か…)という朝ご飯(と言ってもいいのか!?)を席にも着かず頬張っていたら、ダンナ様が「お味噌汁、つくったから夜ご飯に食べてね。」と。鍋の蓋を開けてみると、そこにはタマネギが。そして、よく見ると、…鶏肉?大根も入ってる?つまり、残り物をぶち込んだ、と。

ところが、ひと口すすってびっくり!おいしい!!なにこれ!!!

あぁきっと、これはお味噌が違うからだ。そう思いました。母が使っていたのは赤味噌でした。でも、我が家で今使っているのは白味噌です。あぁ、うぅんまいぃぃ…胃にしみます。やっぱり朝は、これですよ、これ。

30歳以上になってからタマネギのお味噌汁のおいしさに気づくなんて。こんなおいしいお味噌汁をつくってくれるダンナ様をもっているなんて、私はとっても幸せ者です。

ところで昨日は大学院の修了式で、ゼミの同期生が修了するので参加してきました。おめでとうの気持ちでいっぱいだけれと、反面、漠然とした寂しさも感じてしまいました。3月にも大勢の同期たちが修了していきました。でも昨日の修了式が妙に寂しく感じられたのは、私の側に原因があります。

修了まで2年をかけるつもりで入学して、もう3/4を過ぎたというのに、修論のテーマも決まっていません。皆はどんどん飛び立って羽ばたいていくのに。私は目標どおり来年の3月で修了できるのだろうか。テーマさえ決まれば、それがどれほど難しくても何とかなるのに。今は目の前に登るべき山もない状態。自分で山を創らなければならないのに。行き止まり。袋小路。

学位記を受け取る背中が晴れ晴れとして見えた同期たちをみていて、自分だけ取り残されているような、焦り。惨めさ。そんなようなものを感じて、一晩中重苦しかった私の心を、好きでなかったはずのタマネギのお味噌汁は、じんわり解かしてくれました。

家のことにも、娘のことにも、ダンナ様のことにも手が回らない、自分のことにすら手が回っていない私を、いつも元気づけて励まして応援してくれる温かいダンナ様。

えーと。

…これからも、おいしいお味噌汁、宜しくお願いいたします。
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by hemp-vermilion | 2009-09-14 21:33 | 大学院・知財

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