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おへそのはなし

前回の記事で
「フェア&コンファレンスの感想は、また近いうちに書きたいと思います。」
なんて言っておきながら、またしても1ヶ月放置してしまいました。

6歳と9ヶ月の子供達がかわるがわるにそれぞれの保育園から病気を拾ってくるし、そうなればどんなに気をつけていても親はうつされずにはすまないし、しかもお仕事は超多忙、もうヘトヘトです。

いや、いちばんヘトヘトなのは我がダンナ様で、ここ3週間くらい、まともに出勤できていません。。。週のうち1日か2日しか出社せず、病気の子供達を看てくれています。感謝、感謝です。健康な乳児の面倒を1日中みるのでさえ相当に大変なことなのに、病気の乳児の世話をして、通院して、家事もして、上の子の保育園の送迎、食事、入浴…しかも私の帰宅は夜遅く。何の手伝いもできません。まったく頭が下がります。

何故かほどまでアンバランスに休むのかというと、まず私は入社半年未満なので有休というものがなく、休むと「欠勤」扱いとなって給与がその分減るので、できれば有休が繰り越し分も含めてたっぷりとあり、いわゆる「年休」の他に「ファミリーフレンドリー休暇」まであるダンナ様に休んでもらった方が家計に有利だということが一点。そして、休むなんて考えられないほど私の仕事が忙しい、というのがもう一点。

さすがに娘は休んでも2日・3日と長引くことはないのですが、息子は乳児だけに完全回復までかなり手間取っているかんじです。が、昨日今日でだいぶ回復してきたので、来週からは元気に保育園に行ってくれそうです。そして、どうかお迎えの連絡が来ませんように…!

さて。1ヶ月ぶりの記事は、お約束した「フェア&コンファレンスの感想」についてではなく、「おへそ」についての話です。

先日、tak-shonaiさんのblog「へその生態系は熱帯雨林並みなんだそうだよ」という記事を読みました。ちょっと長くなりますが、孫引用の部分も含めて、関連部分を引用します:

ナショナルジオグラフィック ニュース によると、ノースカロライナ州立大学・生物学部の Rob Dunn 氏らの生態学者チーム研究の結果、人間のへそは意外なほどの生物多様性に満ちていて、それは熱帯雨林によく似ているとわかったのだそうだ (参照)。なんと我々は、体表面に熱帯雨林的生態系を持っているのである。ちょっと引用してみよう。

調査の結果、60人のへそから 2368種の細菌が見つかり、そのうち 1458種は新発見の可能性があるという。

細菌は少ない人では 29種、多い人では 107種もいたが、平均では約 67種が見つかった。92%の細菌種は、サンプル提供者全体の 10%足らずにしか存在しなかった。これはすなわち、ほとんどの細菌種が 60人中 1人からしか見つからなかったことを意味する。

例えば、あるサイエンスライターからは、これまで日本の土壌でしか発見例のない細菌と思しき種が見つかったが、この人物は日本への渡航歴はなかった。そのほか、数年間へそを洗っていないというかぐわしい人物からは、いわゆる極限環境微生物 2種が見つかった。通常は氷冠や熱水噴出孔などの過酷な環境に生息するものだ。

このように多様性に富んだ細菌が見つかったが、調査結果からは特定の傾向も浮かび上がった。すべての被験者に共通して見つかった菌が 1つもない一方で、8種の菌はサンプル提供者の 70%以上に見つかったのだ。そして見つかった場合、それらは決まって大量に存在した。


この 「特定の傾向」 というのが、熱帯雨林の特徴とそっくりなんだそうだ。それにしても、人間のへそというのがそれほどまでに生態系的に個性的なものであるとは、ちっとも知らなかった。

日本への渡航歴のない人のへそに、どんなようにして 「日本の土壌でしか発見例のない最近と思しき種」 が紛れ込んだのか、これは謎というよりロマンというべきだろう。また、「通常は氷冠や熱水噴出孔などの過酷な環境に生息する」 細菌をへそに飼っていた人というのは、いったいどんな変わった人なんだろうと、興味は尽きない。

私にしても、普段風呂に入るたびにへそを念入りに洗うなんていう習慣はない。ということは、私のへそにも、かなり変わった細菌が住み着いているかもしれないではないか。調べてもらいたいぐらいのものである。


おもしろい!おへそのなかにそんな世界が存在していたとは、おもしろい!!熱帯雨林の特徴とそっくりというのもおもしろいけれど、新種の可能性だの、極限環境微生物だの、「どうして?なんで?」という好奇心がもう止まりません。

おへそというものは、確かに、「普段風呂に入るたびに念入りに洗う」ものではないでしょうし、私にしてもお風呂で念入りに洗うというよりは風呂上がりに時折綿棒で掃除するという習慣ですし、中には「数年間へそを洗っていないというかぐわしい人物」もいるかもしれませんし、人知れず奥底で小宇宙が形成されていてもおかしくありません。

ですが、私に関して言えば、実はおへその中はこれまで2度ほど、サッパリとカラになったことがあります。2回の妊娠でお腹が大きくなったとき、臨月近くなると、お腹の皮膚は引っ張られ、おへその中のシワシワも伸ばされて、却ってデベソのようになりました。この状態でお風呂上がりに綿棒を使うと、おへその中は空っぽになります。まだ産後9ヶ月の私のおへそ、隅々までキレイにしてから1年も経っていない私のおへそには、どんな菌が住んでいて、どんな生態系が存在しているのか…???

この研究結果が掲載されたという11月7日付の「PLOS ONE」誌までは私はあたっていないのだけれど、このサンプルを提供した人々の中に経産婦はいたのか?いたとして出産の前後でそれぞれのサンプルを提供したのか?いや現時点ではそこまでの比較検討は行われていないかもしれない、だとしたら私が是非その疑問をぶつけたい、そしてサンプルを提供したい!!!

このワクワク感を誰かに伝えたい思いを抑えきれず、やっと時間を見つけて書いた記事がこの記事になりました。特許・情報フェア&コンファレンスの感想は、ね、年内には…
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by hemp-vermilion | 2012-12-09 00:23 | 好奇心